お時間です

生き延びがち

就職の利点、それは退職できること。

お久しぶりです。

 

ところで、「大人になる」のと同じぐらい「ブログを続ける」 のって難しくないですか?

私は数年前に成人していますが、 子どもの頃になんとなくイメージしていた「大人」 になれた自信が全くありません。

未だに郵便局が開いてる時間は微妙に把握できてないですし、 勧誘の電話の断り時が分からない。 それどころか無意味に場を盛り上げようとして契約するつもりのな い保険の掛け金について「詳しく聞いていいですか?」 とか聞いちゃう。

相手の人生に残された貴重な時間をむやみに奪った罪で捕まった人 が行く刑務所があるなら私もそこでオレンジイズニューブラックし ます。

そしてブログも結局半年も放置していました。「まだ大丈夫」「 みんなそうだし」と、転がり始めた石が使いそうな言い訳1位と2 位を考えてたことはここだけの秘密です。

こう見えていつも逃げることばかり考えています。 どう見えてるかは知らないですが。

そんな1ページ目に「退却」の2文字がワードアートで印字された 辞書の持ち主の私ですが、 前職から逃げるのもむちゃくちゃ早かったです。

以降、 やっと本題です。

 

 

別に隠してもいないので詳細を記しますが、2018年4月に新卒で入った会社を同年7月に辞めています。

実労働期間、 数えるまでもなく3ヶ月。3ヶ月て。 赤ちゃんならちょっと寝返りが打てるようになる頃でしょうか。

なぜそんな人生の先っぽを軽くフォンデュしたぐらいの超短期間で退社を決めたのかにもし興味がありましたら以前のエントリをご参照ください。

新卒で入った会社を3ヶ月で辞めた人の話 - キューブログ

まあ、辞めた理由はだいたいこんなもんです。書き出すと

・その仕事をしていく未来が全く見えなかった

・人生を搾り取られる予感がした

・上司たちが口をそろえて「なぜウチに来た」 と今更な忠告をするのが怖かった

・シンプルに仕事内容が向いていなかった

・割と人間関係が火を噴いていた

です。ありきたりですが、積み重なると重たかったですね。 辞めたさの十二単

 

そして退職・転職についてですが、 せっかくなのでよく聞かれる点についてあまり参考にならない私の経験談を開陳します。

内容的に、当時ツイッターなどで頂いたアドバイスを含んでいます。

その節は本当にありがとうございました。 インターネットに生かされています。

 

Q.辞める時に不安はなかったか? 上司に引き止められなかったか?

A. 辞める不安より仕事を続けることの方が圧倒的に不安だったのでそこで迷いはありませんでした。あと、家族や友人が「 もっと別の場所があるよ」 と応援してくれたのでなんとかなりました。

そして、直属の上司は私を一切引き止めませんでした。 もっと正確に辞めたいと打ち明けた時の上司の言葉を再現すると、 「今から一応形式的に引き止めるけど、形式だから気にするなよ。 『もうちょっと頑張らない?』」です。

入社初日にも「俺、 お前が明日辞めたいって言っても絶対引き止めないから好きにしな 」と言われてたので有言実行の頼れる上司でした。

 

Q.一人暮らしだった?その場合、 引っ越しやお金の工面はどうしたか

A.関東に一人暮らしでした。 そして退職を決めた一週間後には関西の実家に戻っていました。 この速さには我ながら驚きです。故郷の吸引力がすごい。

引っ越しに関しては、 会社で家賃のほとんどを持ってもらっていたため辞めてから長居すると出費が大きかったのですぐに退去しました。

家族も帰郷を歓迎してくれた上に、 タイミングの良いことに姉が引っ越しで家財道具を必要としていた ので冷蔵庫や洗濯機を売ることもできました。

もうなんか、 下ごしらえの完璧な退職すぎて私の人生の脚本家はドラマ作り下手だなとすら思います。

あと、 マジで何の参考にもならない気がします…。

 

Q.転職先を決めてから退職した?転職活動はどうやった?

A.ほとんど何も決めずに「死ぬこと以外かすり傷!」 と退職したので、再就職までの約9ヶ月は無職でした。

そのあいだの生活費はもう、ぶっちゃけますと、「 実家ありがとうございます」に尽きます。この間の座右の銘は「 かじれるうちにかじろう林檎と親のすね」です。最悪。

バイトすらしていなかったので交際費は貯金の切り崩しでした。 いやほんとマジで何の参考にもなりそうにないですね…。

転職活動についてですが、 希望の業界が新卒扱いで4月採用だったので、 それまでずっと採用試験を受け続けました。

私の場合、 転職エージェントを利用したのは退職前のお試し相談電話ぐらいで 、転職自体は自力で細々とSPIの勉強や面接の準備をして、 あとはひたすら採用試験を月に3~5個受けていました。つまり、 新卒の就活の時と全く一緒です。

その独りよがりのせいで前回の就職に失敗したのに学ばないねえと は思いますが、 とりあえずは転職できたのでまた反省の機会を失いました。

こうやって私は愚かになっていきます。

愚者の愚(無知の知)。

 

以上、 少ないですがメインどころの質問にざっくりと答えさせていただき ました。

我ながら恵まれた環境での退職と転職で、 ありがたいことだったと多方面に感謝しています。

こんな温い立場から言うのは若干はばかられますが、 転職とまではいかなくとも、 退職は絶対に視野に入れておいた方がいいと思います。 私はいつでもこんなとことを辞めてやるぞ、 という心の準備体操は、 本当の本当にヤバくなったときの瞬発力に繋がります。

そしてあくまで私の持論ですが、 まだ働いてもいない転職先のことで悩むより、 今の障害物を取り除くことの方が何よりも大事かなとも思います。

明日うんこを踏むかもしれないと不安がるより、 今踏んでるうんこをまず拭おう?ということです。

うんこ締めで今日イチ申し訳ないです

 

この文章が何かの足しになれば幸いです。

愛を込めて。