「私の望みの歓びよ」
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
おやすみなさい。
オザキです。
ぽっぽアドベント2021の17日を担当させていただきます。
#ぽっぽアドベント2021 今年も遂に始まるよ!本日から12月25日までの25日間、どうぞ一緒に楽しめたらと思います。今年のテーマは「私の望みの歓びよ」です。リンクのカレンダーからも見れますし、このツイートからツリーへ繋げていきます。煩わしい方はミュートしてください。https://t.co/XML21X9qmK
— はと (@810ibara) 2021年12月1日
今年もありがとうございます、はとさん!
このエントリも、少しでもはとさんの歓びになれたらな…。
ということで、「私の望みの歓びよ」。
甥。
甥、ですねえ…。
前回のぽっぽアドベントから1年経ったということは、つまり甥っ子さんも1歳になったということで、その日々は途切れることなく私に歓びをもたらすものでした。
布団の上でねうねう泣くだけだったいきものが、今や私の口の中に手を突っ込み舌の上に苦甘塩っぱい後味を残し、かと思えば抱き上げようとした私の腕を「や!」と振り払う。
ただただ生命だったものが、さらに素晴らしくて、愛おしくて、やっかいで、かけがえのない何かになりつつあるようです。
その何かとは、おそらく「人間」だろうと思います。
赤ちゃんだって、「人間」なんだぜ。
当たり前だけど、意外と忘れがちだからメンションな。
すくすく育つ甥は歓びである。
とはいえ甥は甥で育つので。
私は何を育てましょう。
「育てる」って、素敵すぎて生き延びちゃう
ツイッターのフォロワーさんはご存知かもしれませんが、私は謎の労働環境にあり(職場は心地よいです)、いつも、いついつまでも働いている状態にあります。
その隙間で映画を観たりサブスクを細々と消化したり本を読んだりしてるんですが、この半年ぐらいで急に私のツイートに登場するようになったものがあります。
ハイブランド品。
グッチ、ディオール、タサキ、ジルサンダー、マルジェラ、アレキサンダーマックイーン、他。
新品もあればused品もあるこれらは、ほとんどこの下半期に私の元にやってきました。
この勢い、まず心配になるのが「買い物依存症」ですね。
身内からも厳重注意をされています。
ほんと、気をつけます。
ほんとほんとマジマジ…。
ただ、今回ここに書きたいのは「ハイブランド品を買う歓び」ではないんです。
「ものを育てる歓び」です。
「育てる」
一昨年ごろから友だちに誘われて時々キャンドル作りの教室に通っています。
キャンドル教室行ってんな pic.twitter.com/C9oh3sOwze
— オザキ (@hontkn) 2020年12月12日
先生がみずから拓いた森で採集した草花や、みずみずしさが閉じ込められた果実のスライスをキャンドルに閉じ込めていく作業は、まさしく没頭の時間です。
そこで繰り返し先生がおっしゃる言葉が、「育てる」。
キャンドルに火を灯して溶かしていくこと。
それを先生は「育てる」と表現します。
火を灯すたびに蝋は減っていく。
キャンドルは確実になくなっていく。
それを「素敵に育てていきましょうね」と。
先生にとって蝋がなくなっていくことは、何かが失われることではなく、別の形に変化して行くことで、つまり「育っていく」ことのようです。
例えば、火の調節を失敗してキャンドルの外側に穴を空けてしまい蝋が溶け出してしまっても、「オザキさんのキャンドルは元気いっぱいだね」と笑ってくれます。
キャンドルに穴が開くことも、蝋が漏れ出すことも、失敗ではなく「育つ」過程。
休日に手ずから森を拓いている先生は、その森も「育てて」いるのだと思います。
先生のそのことばと同じ思いを感じられるコンセプトのブランドに今秋出会いました。
YUKI FUJISAWAさんです。
不揃いの真珠を美しく加工してジュエリーにしたり、古いトートバッグに金や銀の箔を押して新しく生まれ変わらせたり。
見過ごされてしまいそうな、見捨てられてしまいそうなものの意味、存在を、もう一度大切に掬い上げる。
そして同時に、商品のオーダーリペアやお直しを行なっています。
「『時とともに変わっていくこと』を受け入れ愛してアイテムを"育てていく"」
「『時とともに変わっていくこと』を受け入れ愛してアイテムを"育てていく"」というコンセプトが一等愛おしいYUKI FUJISAWAさんのポップアップが大阪メトロ本町の丼池繊維会館で今日までやってます https://t.co/6rGD3Kxbah pic.twitter.com/A61nTzoFtv
— オザキ (@hontkn) 2021年11月4日
育てていく…。
アイテムに傷やほころびが出来たことは、ダメージなのかもしれない。
それでも、その傷やほころびは一概に悪いものではなくて、それが私の日々にちゃんと在ったからこそできた、唯一無二の変化。
もし耐えられないほどの傷であっても、捨ててしまうのではなく、傷ついた部分を見つめなおしてお直しする。
…まるでセルフケアじゃん。
こんなんめっちゃラブじゃん。
ものを持って、ものを使って、ものが変わっていくことが、ものを「育てる」ことだとしたら。
子どもを産んだりはしないかもしれないけれど、何をも育てることができちゃうじゃん。
ものを大事にすることで自分を大事にできちゃうじゃん。
じゃあ、長く使えるものがいいな。
長く使って、長く育てていきたいな。
初めてグッチでかばんを購入したとき、店員さんが「長く使えるので、たくさん使ってくださいね!」って。
私のもとにあるものたちへ。
一緒に傷ついたり凹んだり、シワができたりしながら育っていこ〜ね!
これを読んでくれている人たちへ。
一緒に傷ついたり凹んだり、シワができたりしながら育っていこ〜ね!
YUKI FUJISAWAYUKI FUJISAWA online store
明日18日はokiさんです。
パラコズムってなんだろ…。
okiさんのアドベントはもうすぐ開きます💙