お時間です

生き延びがち

就活クソカレンダー(8月)

どれだけ筆記の勉強をしても、どれだけ面接の準備しても、最終的にはわりと出たとこ勝負じゃないですか。

就活って。

だからそこかしこで

「結局は相性だから」

っていうアドバイスともなんとも言えない慰めの言葉が聞こえるんですよね。

マッチングアプリのキャッチコピーだとしても投げやり感が拭えない。

という話を友らと102回はしました。

とは言え、かくいう私も力を出し切ったはずの試験で落とされた時は

「アタシたち、一緒に幸せにはなれないみたいだね」

と突然に切り出された別れに対しても物分かりのいいフリをする女になってました。

じゃないと

「私のどこが悪かったの?ねえどうして捨てるの?ダメなとこ直すから教えてよ!」

ってメールを送っちゃう。

怖い怖い。

 

 

話は少し変わりますが、面接にはいくつか質問のテンプレートがあるんですよね。

ガクチカ(「学生時代に力を入れて取り組んだこと」の略。略称を初めて聞いた時は「なぜ学校の地下について聞くので?え、怖…」と怯えました)

キャリアプラン

「自己PR」

ブラー、ブラー、ブラー。

こういう質問は人事側にとっても便利で実務的。

ただ、名門バスケ部の敏腕マネージャーがバインダー片手に指導してるんか?ぐらい完璧な対策を立てて来る就活生に対しては、その牙城を崩して中身を啜るには質問のリーチが足りない。

なので、人事側もこういった正攻法に混ぜて時々変化球を投げて来るんですよね。

参考までに、私が今まで投げられた変化球をご紹介します。

 

①「前向きっていう自己PRだけど、どれぐらい前向き?一生前向き?」

ー死んでも前向きです!(もうどうにでもなれ〜)

「死んでも前向き?具体的に教えてくれる?」

ー自分の葬式のプランを今から練ってるぐらい前向きです!(???)

 

②「『野外活動の経験からロープワークが得意』ってエントリーシートに書いてあるけど、溺れてる人助けたりとかできるの?じゃあ俺と部長が溺れてたらどっち助ける?」

ーじ、自分の身の安全を第一に、近い方から助けます…

 

③「じゃあこれから俺を父親だと思ってキャリアプランを語ってください」

ーあ、あの、お父さん…

 

打てるいかこんな球。

 

一つ目は深掘りされすぎてマウンドが地獄まで沈みました。

というか、ぶっちゃけ墓穴掘ってる自覚はありました。

ともあれ向こうもまさか就活生の葬式のプランを聞かされるとが思ってなかったでしょうから痛み分けということで…。

 

二つ目は世間話みたいな和やかな面接の中で突如発生した地獄の一幕なんですけど、いや、奇抜なパワハラ?チョイハラ?(チョイスハラスメント(?)。俺とあいつどっちが大事?)みたいな質問やめてください…。

頑張って自力で泳いでください。

 

3つ目は面接というか、ロールプレイングでした。

人事の方が父親、私がその娘という設定で話をする中で「会社の理解度」や「採用への意欲」を見られたんですね。

は、はずかち〜〜〜〜!!!!!

悪くはない…独創的な手法で就活生の生の姿を浮き彫りにするのは確かに有効かもしれない…。

けど、すっっっげ恥ずかしかった。

普段の面接からジョブスとか明石家さんまを憑依させてる似非シャーマンが言うことじゃないんですけど、面接で女優になるのはとても勇気がいることでした。

私はラ・ラ・ランドできません。

まあでもこの娘役で内定をもらったんですけど。

 

こういう変化球を投げられるとマウンドに墓穴を掘って埋まるか、バントで次の球に期待するしかなかったので「メジャー(大企業)移籍は無理だな」と思い知りました。

 

今回は全然クソカレンダーと関係のない内容になってしまってごめんなさいね。

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人事の口が溶けちゃってまあ。

タイトな内定にボディをねじ込もうと就活生があの手この手を尽くしてる間、人事だって「初めまして」のマージナルマン数百人の中から「これからずっとよろしく」する数人を探さなきゃいけないわけで。

ほ〜〜〜〜んと大変なお仕事と思います。

私は私で頑張るので、人事の方々も頑張ってください。

貴社のますますの発展とご健勝を末筆ながらお祈りさせていただきます。